カラスがね。
朝コンビニに立ち寄ったら駐車場にカラスが一羽。
車降りてすぐのところにいて、私は最初気づいてなくて、カラスも降りてきた私を避けるようにぴょんぴょんと2、3歩後ろに下がって。
どーしたのー?
こんなところでなにしてんのー?
目ぇくりくりやな。
可愛い顔してんな。
とか思いながら(ちょっと声にも出ていたかもしらん)コンビニにで用事を済ませて、また駐車場に戻ってきたらまだカラスいて!
なーにしてんの?
どーしたの?
少し気になって足を止めて どしたん? って声をかけたら、カラスさんぴょんぴょんこっちへやってきた…!!!!
ひぇっ?!!!
マジか?!!!
声かけておいてビビってしまった私。
条件反射でぴゅーーーっと自分の車まで戻る。
その間カラスさんはぴょんぴょんしながらこっちへついてくる!
えぇぇぇぇ???
こんな事あるの?
今までにこんな事は経験した事ないぞ?
当たり前かもしらんけどカラスだって生命だ。
生命対生命なんだから何かしら通じるものはあるんだろう。でもまさか通じちゃうのかよ。みたいなことを思った。
うっすら通じたとしても、その後カラスさんの思いを汲み取ることが出来ない、てゆかそこまで踏み込むことに躊躇してる自分。
そこまで行っちゃっていいの?みたいな。
初めてだから怖かった。
窓越しに話しかけまくる私。
どーした?大丈夫か?お腹減ったん?友達がなんかあったん?日本語喋ってくれぇ。私がカラス語喋れれば…あぁ。ごめん。ごめんよ…どーしたらいいのよこれ。
カラスさんは限界ギリギリまで近づいて、一度だけ小さく カァー。 と鳴いていた。
目はパチクリまばたきをずっとしていた。
隣に車が入ってきて、それを避けるようにしてカラスさんは見えなくなった。
私も車を出した。
車を出しながらカラスさんを探してみたけどどこにも見当たらなかった。
カラスさんはなにを伝えたかったんだろう?
あのカラスさんは無事なのかな。
そんなことを思いながら1日を始める。